この技ならこんな世界一瞬で殺してしまうし、
・近況
世界が終わる瞬間に誰もそばに居なかった。一緒に過ごすはずだった人を車で待ったが、来なかった。きっと他の人と一緒にいるんだ。
途端に空寒くなり耐えられなくなった。急いで実家へ帰って母と弟を抱きしめて、2人の人肌を感じながら死んだ。でも納得のいく最期ではなかった。
・少女琥珀(再録)
少女琥珀の好きなところ、豪徳寺が自分を守るようになったきっかけが幼い頃のほんの些細なことだったところ。前言語的な体験が自身の心へどのように作用して問題が顕在化したかその過程を豪徳寺自身が理解しているところ。
きちんと言葉で説明できる、というのが高校生のよしのと大学生の豪徳寺、子供と大人の違いだな 彼は明晰だから過去の自分の心の移ろいを精緻に言語化することができて 故によしのの内側に届くことができた