#

-

彩度低めな一日だった、視界に入るものの輪郭がはっきりしないし音も味もぼんやりしていた 

 

 

world.search (you) ;

world.search (you) ;

  • Mili
  • エレクトロニック
  • ¥250

 

"If you turn into a flower, You must be the most delicate ever

Even if you bloom just occasionally, You're the only perfect flower for me"

は僕が今までの人生で見てきた中で疑いなく最強(さいつよ)の歌詞ですね 最強です

 

  

ショーシャンクの空にを観た、恥ずかしいことに今まで1度も観た事がなかった

まるっきりハッピーエンドではないし作中で20年も30年も流れるのが個人的にかなりキツかったんだけれど、それでも最後はミントのガムみたいに後味爽やかでこれ以上の終わり方は望めないと思った

 

後味といえば砂男を読んだ、ホフマンを読むのもこれが初めてだったんだけど途中からコイツ絶対根暗だろと思いながら読んでた、とにかく不気味で気持ち悪いというかミルク味のガムを味がしなくなった後も無限に噛んでたら気分が悪くなってきた~みたいな話だった。文章自体は頭の良い人が書いた事が分かる感じでした、ロマン派を代表する作家に向かって頭が『良さそう』だなんてお前何様だって話だが

 

 

 

かなり不快なことが起きたけど寝れば忘れると思う

 

 

 

 

広告を非表示にする

9/24

復調した。最近は気分が沈んだら何も考えずにパワープレイで解決を試みることにしていて、例えば今回ならジムで身体を動かすとか薬でぐっすり眠るとか、届いた抱き枕を開封するとか。正直最初の2つは効かなかった。ダメな時はどうやってもダメなんだよ、心が自然と浮き上がるのを待つか、抱き枕が届くことを祈るしかない。

毎朝時間通りに起きてパンを焼いて食べて、シャツにアイロンをかける。何度やってもアイロンは苦手だ。半分ほど済んだ辺りで本当に上手くやれているのか不安になる。終わってみればたいてい綺麗に仕上がっている。人生っぽい。こっちはキチンと仕上げておきたい。キチンとした人生ってなんだ?

 
 
これを書いている今は雨が降っている。天気のせいもあるけれど、やっぱりここ数日で急に涼しくなった。移ろう寂しさからか、季節の変わり目には度々奇人が現れる、チューハイの缶と丸めたネクタイを握りしめて歓楽街を徘徊する男とか。昨晩の僕の状態です、早く助けて下さい
 
 
 
 肉とトマト缶玉ねぎケチャップ塩コショー…………適当にミートソースのようなものを作る、これがちゃんと美味しい。日々の小さな感動を拾い集めて、これが僕の幸せだと僅かでも胸を張って生きていけるだろうか。これもまだ分からない。
 
 
雨が降っていても僕の生活は変わらず乾いていて、素面で過ごすにはあまりにも厳しい。プルタブを引き起こす。心なし音が鋭い。既に秋が始まっている。目を瞑って、一気に呷った。
 
 
広告を非表示にする

9/1

机で少し眠っていた、素敵な夢を見た。と思う。澄み渡った星空の下で何か懸命に話すシーンをおぼろげに覚えていて、覗き込んだ誰かの瞳に藍色の星が映っている。

目が覚めて、一つ背のびをした後窓を開けるとエアコンで乾ききった部屋の空気を分け入るように夏の夕方が入ってきて、危うく死んでしまうところだった、季節はいつも隙あらば僕のことを殺しにかかる。

 

僕もこれを読んでいる貴方も、身体がカッと火照るような昂ぶりだとか狂おしいほどの喪失といった所謂青春を今から願うにはなかなか厳しいところまで歳をとっていると思うのですが、ここへ考えが至るといつも例えようのない焦りがジリと肌の裏を焦がします、圧倒的な感傷、描く景色への憧憬。

 

生まれた瞬間に全てを知って、最期には全てを忘れて無垢でありたいと思う。縮みきって消える前に紅いマントを纏って現れて、貴方のカップに角砂糖を投げ入れよう。

 

 
広告を非表示にする

7/5

上半期の私的ベストヒッツです。既にツイートしてるものは除いて、音楽と書籍から3つずつ。コメント付けても仕方ないので題名だけ羅列します(順不同)

 

 

 

 

 

1 "Rollin with the Flow" (feat. Abi F Jones) -Geek Boy Rollin with the Flow (feat. Abi F Jones) - Single R&B/Soul 02

 

 

 

2 "Say My Name" (feat. Zyra) -ODESZA In Return (Deluxe Edition) Electronic 0 3


  

 

3 "The Real" -Derric Hodge -Live Today Jazz

 

 

 

 

リンクを置いておくので気に入ったら買いましょう。アフィじゃないです

  

itun.es

itun.es

itun.es

 

 

 

あと本。こっちのリンクはアフィなので気になる方は迂回しましょう

 

 

 

 

枯野 瑛(2014)『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?

 

 

 緑のルーペ(2014)『こいのことば』

 

 

ロバート・F・ヤング(2006)『ジョナサンと宇宙クジラ

 

 

 

 

 

広告を非表示にする

通院している

日差しが暖かい。最近は心なしか寒さも和らいできたように思う。

北陸ではもう春一番が吹いたらしい。冬が終わる。

 

 

リノリウムの床を杖で叩く。くすんだ白の上を、ゆっくりと進む。泥が冷えて固まっていくように、1度は千切れた手足の感覚が戻ってくる。もう前と変わりなく動かせる。

 お医者さんが言うには事故の規模の割に傷は浅く済んでいる骨も神経も無傷裂傷の治りも早い、つまり万事順調、そんなわけで毎日のこれは、リハビリというよりはただの散歩に近い。秋庭里香の居ない病院を、ただ歩く。

 

 

 

昼間の病院はしんとして、廊下はどこまでも続いて終わりが無い。ここは日常の中で一番他人の死に近い場所で、だからきっと現実感がない。

病室の前を1つまた1つと通り過ぎる。ドアの奥からは物音ひとつしない。

窓際を歩く。透明な青、ときどき白。早咲きの梅。そこだけ真新しいステンレスの手すりが、日に照らされて鈍く光る。

 

 

トラックが、あの圧倒的な鉄の塊が、僕の目の前で僕と、僕のバイクを吹っ飛ばしたあの光景と今の日常がひと続きになっているとはどうしても思えなくて、やっぱり現実感がない。

ただまぁ、人は、死ぬときはあっさり死ぬものだと改めて確認できた。

知識と感覚の両面から理解できたので良かった。良くない。

 

 

 

 

院内を半周ほどしたところで、向かいから車椅子に乗った女の子と、それを押す母親らしい女性が歩いてきた。女の子はここに似つかわしくない快活な笑顔で楽しそうに喋り続ける。ライトノベルみたいな風景だと思った。

女性の静かな会釈に、僕も軽く頭を下げて、ただすれ違う。

 

やっぱりここは日常だ、そう思った。

 

 

 

 

 

 

 

広告を非表示にする